若草園について

園長挨拶


 社会福祉法人恩賜財団済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立された法人です。以来100年以上の歴史と活動を踏まえ、日本最大の社会福祉法人として約64,000人の職員が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。

 金沢若草園は、昭和40(1965)年に、神奈川県から済生会に委託を受け、全国初の公設民営の知的障害者授産施設として運営を開始しました。以来、当園では、障害のある方々が、住み慣れた地域でその人らしく、自立した人生を送ることができるように、就労の支援や生活援助など、障害の特性に応じた様々な支援を行っています。利用対象の方は概ね18歳から60歳までの方にご利用頂いております。

 当園の事業の中心である就労支援事業では、横浜市東部病院、神奈川県病院、東神奈川リハビリテーション病院、湘南平塚病院、若草病院といった県内の済生会の各病院から、白衣等のクリーニング業務を請け負い、その収集から洗濯、乾燥、アイロン掛け、発送等の作業を行うほか、キリンビバレッジサービス株式会社横浜支社での事務作業や倉庫作業や、同社が設置した自動販売機の商品補充や清掃等の作業等を通じて、障害のある方々に、就労の機会を提供するとともに、働くためのスキルを身に付けることができるよう支援を行っています。

 また、当園の周囲には、若草病院をはじめ、わかくさ訪問看護ステーション、特別養護老人ホームわかくさ、わかくさ保育園、横浜市能見台地域ケアプラザ、横浜市六浦地域ケアプラザといった済生会の関連施設が設置されており、現在、これらの施設が連携して、済生会横浜金沢医療福祉センターを形成し、地域の皆様に、医療、介護、福祉、生活援護などのサービスを一体的に提供するための取組を進めています。

 現在済生会では、自治体、企業、団体、住民等による地域総ぐるみで取り組む「済生会ソーシャルインクルージョン推進計画」を推し進めています。金沢若草園においても、神奈川県、横浜市等の地域での様々な活動を通じて、地域の皆様とのネットワークづくりに努めていきたいと思います。

 地域の障害のある方々にとって、愛され、信頼される施設であり続けることができるよう、より一層の努力をしてまいりますので、何卒、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和6年4月
社会福祉法人恩賜財団済生会支部
神奈川県済生会 理事
金沢若草園 園長 藤本 武

基本理念

寄り添う支援を目指して
みんな仲よく、明るく、楽しく

利用者主体の施設運営に努めます(人権の尊重)
日中活動の質の向上に努めます(アセスメントの充実)
利用者、家族等からの安心と信頼を得られるように努めます(職員の資質の向上)

施設目標

情報公開